両親への花束贈呈

結婚式では、ご両親へ記念品を贈る新郎新婦が多いようです。花束贈呈のシーンでは、自分達をここまで育ててくれたという感謝の気持ちがこもったプレゼントを贈りたいもの。しかしながら、何を贈れば良いか悩みますよね?

そこで既婚の男女40名へ、「結婚式の時に、両親へ記念品として何をプレゼントしましたか?」というアンケートを行いました。先輩達が選んだ記念品を参考にしながら見ていきましょう。

旅行券(10名)

一番多かったのは、旅行券。「両親に対して、自分を育ててくれたことに対して労をねぎらいたい」という気持ちとのことです。

  • 「ずっと旅行へ行けてない両親に夫婦水入らずの時間を」
    新郎側、新婦側双方の両親に旅行ギフト券をプレゼントしました。何か物をプレゼントすることも考えたのでですが、結婚するまで育ててくれた感謝の気持ちをこめて、両親にゆっくり旅行をして貰いたいと考え、二人で相談した結果旅行ギフト券にしました。(女性)
  • 「最後の親孝行をしたい」
    航空券と親子3人水入らずの旅行。実家と私が住む地域がとても離れていて、結婚式は両親が私の方へ来てくれる事になっていたので、航空券をプレゼントしました。親子旅行は結婚後にやり難いこと、親孝行になる事、何か記念になる事などを考えた末に選びました。(女性)
  • 「中々出来ない贅沢な体験を」
    近場の高級ホテルのスイートルームの宿泊券をプレゼントしました。普段、旅行に行ってもスイートには泊まらないのでたまには贅沢をしてもらおうとこれにしました。(女性)

ウエイトベア(7名)

定番のウエイトベア。「生まれた時の体重と比べて、こんなに立派に育ててくれてありがとう」という感謝の気持ちから贈ることが多いようです。

  • 「遠くにいても気持ちは傍にいるよ」
    バースデーベアです。それぞれの両親に、自分が生まれた時の体重と同じ重さの熊のぬいぐるみをプレゼントしました。結婚して遠地に住むことになったので、「遠くに居ても気持ちは傍にいるよ」という意味で選びました。(女性)
  • 「置き場所に困ることも」
    私が結婚式の時両親にあげた記念品は、出産時の体重のテディベアでした。しかし、時が経てば結構大きいので置き場所に困っているようです。違うものにしておけば良かったと少し後悔しています。(女性)
  • 「私をこんなに大きく育ててくれてありがとう」
    ウエイトベアを贈りました。結婚してかなりの遠距離に行ってしまうので、私自身の代わりになってもらいたいと思いました。また、生まれた時はベアくらいの軽い体重だったのに、こんなに大きく育ててくれてありがとうという気持ちも込めました。(女性)
  • 「一緒にシャンパンを」
    体重ベアのぬいぐるみ(私が生まれた時の体重と同じ重さのベア)と、シャンパンを送りました。披露宴の前にグアムで海外挙式をしたので、挙式会場の写真と、挙式日、2人(主人と私)の名前が入ったオリジナルの木箱に入ったシャンパンを送りました。(女性)

花束(5名)

花束単体よりも、記念品に添えて花束、という事例の方が多いようです。また、プリザーブドフラワーにして今でも飾っている方もいらっしゃるようです。

  • 「永遠に枯れないという思い」
    ブリザードフラワーを送りました。結婚式で、永遠に枯れないという思いと、親への、感謝です。今でも実家にありますよ、綺麗で永遠。(女性)
  • 「花束と一緒に米俵」
    花束と自分の生まれた時の体重と同じお米をプレゼントしました。華やかな感じを出したかったのと、感謝の気持ちを表し、邪魔にならない物を選びたかったので選ばせていただきました。(女性)
  • 「お箸と一緒にという例も」
    まずは一般的ですが花束。私の職業が花屋なのでこれひとつにもとても思い入れがありました。あとは、お箸専門店で職人さんに作ってもらった普段使い用のお箸をプレゼントしました。(女性)

フォトフレーム(4名)

定番のフォトフレーム。フォトフレームには、両親に結婚式当日の写真を入れてもらいたいという思いです。最近はデジタル・フォトフレームをプレゼントされる方も増えてきていますが、自分の成長写真だけではなく自分の子供(孫)の写真も入れて飾ってもらいたいという思いのようです。

  • 「自分達だけではなく孫の写真も」
    私は、両親にデジタル・フォトフレームをプレゼントしました。しばらく両親と離れて暮らすことが分かっているので、私たち夫婦が撮った写真をインターネットにアップロードすると、そのフォトフレームでも表示されるので、両親たちが安心するかなぁなんて思って選びました。将来子どもが生まれたときには、子供の写真を入れて行きたいなと思っています。(男性)
  • 「遠方から来る両親の荷物にならないように」
    写真立てをプレゼントしました。遠方から来てもらったので、花や重いものは避けました。結婚式の写真を入れて欲しかったので、それ専用にと思い、写真立てに決めました。(女性)

ペアの腕時計(3名)

自分が嫁いだ後も、夫婦仲良くして欲しいという思いのようです。

  • 「花束に添えて」
    花束と時計をプレゼントしました。先輩夫婦として、これからもずっと仲良く、同じ時間を過ごしていって欲しいと言う思いを込めて、花束と一緒に贈りました。ペアの物をもっていなかったので、ひとつくらいあってもいいなと思い選びました。(女性)
  • 「私が嫁いだ後も夫婦仲良く」
    私の結婚式の時には、両家の両親にペアの腕時計をプレゼントしました。もちろん、それぞれのデザインは別です。子供が結婚して家を離れることで、家族の単位は夫婦だけに戻ることになりますし、夫婦だけで過ごす時間が増えることになります。これからも二人仲良く過ごして欲しいなと思って、ペアのものを選びました。(女性)

ペアグラス(3名)

お酒好きの両親へはワイングラスもお勧めです。メッセージを入れると特別感が増します。

  • 「両親が酒好きなので」
    バカラのグラスをペアで贈りました。両親ともに酒好きなので喜んでくれました。このロックグラスで二人仲良く焼酎を飲んでいるそうです。(女性)
  • 「メッセージ入りのワイングラス」
    メッセージ入りのワイングラス。結婚式の日付と、両親と私たち夫婦の名前入りのペアのワイングラスをプレゼントしました。「thank you」という言葉を添えて。手紙はなんだか照れ臭かったし、手元に残って使えるものがいいと思ったのでグラスにしました。(女性)

お箸(2名)

「しっかりご飯を食べて、健康でいてください」という思いを込めて、お箸は如何でしょうか?

  • 「夫婦仲良く、健康で」
    夫婦茶碗と箸のセット。母が器が好きだったので、これからも夫婦仲良くしてねという意味と、しっかりとご飯を食べて健康でいてねという意味を兼ねて贈りました。(女性)

万年筆(2名)

日常、ペンを使うご両親には喜ばれるでしょう。

  • 「日常的に使えるものを」
    私は、結婚式の時、それぞれの父親にはネーム入りの万年筆を送りました。また母親には、枯れないように観葉植物を送りました。万年筆はいつでも簡単に使え、名前が入っているので記念になると思い、観葉植物は枯れてしまっても、また翌年花を咲かせてくれるからです。感謝の気持ちを込めて送りました。両親とも、喜んでくれました。(女性)

シャンパン、ワイン(2名)

飲んで楽しめて、その後、瓶を飾ることが出来るシャンパンをプレゼントされた方もいました。

  • 「結婚式の記念になるシャンパン」
    披露宴の前にグアムで海外挙式をしたので、挙式会場の写真と、挙式日、2人(主人と私)の名前が入ったオリジナルの木箱に入ったシャンパンを送りました。(女性)
  • 「飲んで楽しめるシャンパンを」
    私は両親への記念品として『年号ワイン』をプレゼントしました。ウェイトベアなどは飾ってもらわないと意味をなさないものより、飲んで楽しむことができ、その後に飾ることもできるワインの方が両親の性格に合っていると考えたからです。(男性)

米俵、体重米(2名)

食べて消費出来るので、邪魔にならないということで選ぶカップルもいます。

  • 「邪魔にならないものを」
    花束と自分の生まれた時の体重と同じお米をプレゼントしました。華やかな感じを出したかったのと、感謝の気持ちを表し、邪魔にならない物を選びたかったので選ばせていただきました。(女性)
  • 「高額商品は避けたかった」
    出生時の体重と同じにした米俵をプレゼントしました。結婚式というイベントの場であることも考えて、生まれたときのことを両親に思い出してもらえて出席者にも嫌みのないものと考えあえて高額の商品は外しました。また米俵であれば食べた後はいつまでも取っておかなくていいので送りやすいと考えました。(女性)

似顔絵(1名)

私は両親にデジタルフォトフレームに子供の頃からの思い出の写真をたくさん入れて送りました。また、マンガ調に両親の似顔絵を私達で書いたものを額に入れたものをあわせてプレゼントしました。やはり、手作り感があって思い出に残るものがよいとの考えで妻と相談して決めた結果です。(男性)

食事券(1名)

結婚式では両親には花束とお食事券をプレゼントしました。旅行券、とも思ったんですが、なかなか休みがとりにくい仕事をしていたし行きやすい食事券にしました(女性)

置き時計(1名)

置時計を両家両親にプレゼントしました。木製の、ちょっと洒落たデザインの置時計です。それを選んだ理由は、両親と過ごした今までの時と、これからも末永く、時を刻みましょうという意味で選びました。今でも両家に里帰りすると、居間や食堂などに飾られていて、静かに時を刻んでいます。それを見ると、結婚した時に思った両親への感謝の気持ちを、密かに思い出します。(女性)

ディナークルーズ(1名)

船のディナークルーズ。やっぱり、夫婦でゆっくり私がいなくなったあとの楽しみなどを語ってくれたらいいなあと思って。でも、結局いつものごとく、喧嘩になったらしいW(女性)

クッション(1名)

父親には万年筆、母親にはマッサージ機能付クッションでそれぞれに一つずつと、ふたりに共通してコーヒーカップをプレゼントしました。(女性)

お茶碗(1名)

夫婦茶碗と箸のセット。母が器が好きだったので、これからも夫婦仲良くしてねという意味と、しっかりとご飯を食べて健康でいてねという意味を兼ねて贈りました。(女性)

感謝状色紙(1名)

感謝の言葉を習字で色紙に書いたものをプレゼントしました。もちろん文字はプロに書いてもらったものです。イメージとしてはアイダミツヲの書いたようなものです。とても喜ばれました。(男性)

観賞用植物(1名)

私は、結婚式の時、それぞれの父親にはネーム入りの万年筆を送りました。また母親には、枯れないように観葉植物を送りました。万年筆はいつでも簡単に使え、名前が入っているので記念になると思い、観葉植物は枯れてしまっても、また翌年花を咲かせてくれるからです。感謝の気持ちを込めて送りました。両親とも、喜んでくれました。(女性)

 

記念品で人気があったのは、昔ながらの定番の記念品の他、「場所を取らないもの」、「私たちがいなくなった後も夫婦仲良く」という思いが込められたものでした。どのような記念品を贈るにせよ、ご両親のことを考えて贈った記念品であれば、きっとご両親は喜んでくれるはずです。

あなたは、何を贈りますか?